
先月の31日を持ちまして、ご盛況の内に5周年イべントが幕を閉じました。これも偏に皆様方のお陰です。この場を借りてお礼申し上げます。皆様には、特別コースメニュー、特別グラスワインをお楽しみいただけたことと思います。
今回のイベントで感じたことは、やはり皆様、シャンパーニュがお好きなんだということです。今回は特別にJacques Selosse INITIAL をグラスでご用意させていただいてたのですが、ほとんどの方に飲んでいただきました。私としても大変嬉しかったです。
そこで、今月も何か他のPrestige Champagneをグラスで開けたいと思いまして、普段Ristorante t.v.bで使っていないシャンパーニュにしようと思いました。その名は、皆様もよくご存知のシャンパーニュ “Louis Roederer Cristal 2004”です。ロシア皇帝アレクサンドル2世が愛したシャンパーニュとして有名ですね。あまりにも有名すぎてがっかりしている方もいるかもしれませんが、ちょっと待って下さい。
Cristalといえば、軽快で泡が繊細で、ピュアな果実味が素直に表現されたシャンパーニュです。実は私もCristalは、熟成させてこそ進化を発揮するシャンパーニュだと思っていました。もちろん、熟成したCristalは本当に美味しいシャンパーニュです。でも、若いうちからでも楽しめるのです。Cristalは高価なシャンパーニュですので、私も滅多に口にすることの出来ないシャンパーニュです。しかし、去年のクリスマスに1本限定でグラスでお出しさせていただきました。その際に衝撃を受けました。もちろん、先ほど述べさせていた通り、繊細かつピュアな果実味のあるシャンパーニュに間違いはないのですが、よく味わって下さい。すると、今まで見えなかった新たな顔が見えてくるのです。非常に上品でエレガンス、恐ろしいほどのフィネスを持ち、独特の芳香とバランス、そして唯一無二の味わいとなるのです。そしてCristalをJacques Selosseと比較してみると、全く正反対のシャンパーニュです。Jacques Selosseは飲み手を選らばないと思います。誰が飲んでも一口飲んで美味しいと思えるシャンパーニュです。しかし、Cristalは飲み手を選ぶのです。飲んだことがある方ならご存知でしょうが、飲みやすいというのが一般的な感想だと思います。それでは、Criatalの美味しさはわかりません。でも、飲み手がCristalを理解しようと近づき、Cristalに心を許せば、おのずとCristalの真髄に触れれると思います。
話はややこしくなってしまいましたが、このコラムを読んでいただき、最適なグラス、温度、状態で味わって下さい。美味しいCriatalと出会えます。
1杯3,500円です。